特別インタビュー:ブライアン・イーノ
しかし、あなた自身の人生はワイルドで気が散る選択肢の実例のようなものですよね。あなたは音楽を作り、執筆し、絵を描き、企業と一緒に仕事をして、未来派シンクタンクの“The Long Now”に関わっています。ご自身の選択肢を制限しているようには見えませんが。
まあ、完全に道に迷う時期はあるよ。それから、私は何か一つのことをしているときは他のことを完全に忘れられるという便利な才能を持っている。集中 しなければいけないときはものすごい集中力を発揮出来るし、自分のやっていることに情熱を持てる。人々がスタジオで私を好む理由は、私が基本的に強い意見 を持っていて、物事に対して怒ったり喜んだり、はっきりと示すからだと思う。中途半端に感じることがほとんどないんだ。(退屈した声で)「ああ、とてもい いね」と言ったって誰の役にも立たないし、何の助けにもならない。そういった姿勢は非常に大切で、私は常に強い態度をとる。もちろん私も、電子音楽をやっ ている以上、他のミュージシャンと同様、新しいものや音の登場に煩わさせられる。だけど、私は多くを発見しないことにした。どのあたりのことが自分を引き つけて新しいところへひっぱるのか、ある程度わかる。他のものにわずらわされもしないし、知りたいとも思わない。人生は短いからね。